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瞳も日焼けする? 紫外線による瞳ダメージのメカニズム

紫外線というと肌の日焼けを連想しがちですが、紫外線は瞳にもダメージを与えるのです。
ここでは、紫外線が瞳にダメージを与えるメカニズムや、どういった影響があるのかを解説します。
また、“瞳の日焼け”を防ぐのに効果的な方法についても知っておきましょう!
紫外線のダメージは肌だけじゃない? 瞳も要注意!
日光に含まれる紫外線は、4月ごろから増加して夏に紫外線量のピークを迎えます。
大量の紫外線を浴び続けると、肌の日焼けのみならず瞳もダメージが蓄積されていき、さまざまな症状が現れてしまうのです。
目の充血、痛み
瞳の角膜に紫外線が当たると、6〜10時間ほど経ってから目が充血したり痛みを感じたりすることがあります。
これは一般的に「雪目(電気性眼炎)」と呼ばれるもので、適切な治療をおこなうことで1〜2日程度で症状が治まります。
しかし瞳にとって大きなダメージになるうえ、視力低下などを招くこともあるので注意が必要です。
肌にシミができる原因になることがある
紫外線によって角膜に炎症が起きたとき、神経を通して脳が紫外線ダメージをキャッチし、全身のメラノサイト(メラニンを作る細胞)を刺激します。
これによりメラニン色素が増えてしまい、肌にシミ・そばかすなどが発生してしまうケースがあるのです。
肌に日焼け止めを塗っていても、瞳から入った紫外線の影響でシミやそばかすができることがあるので注意しましょう。
将来的な眼病の原因になるおそれがある
瞳に長い期間紫外線を浴び続けると、角膜表面の細胞が破壊されていき、将来的に白内障や加齢黄斑変性症などの眼病を引き起こすリスクが高くなってしまいます。
今現在はもちろん、未来の瞳の健康を守るためにも紫外線対策をおこなうことが大切だといえるでしょう。
紫外線による“瞳の日焼け”を防ぐ方法とは?
瞳の日焼け対策と聞くと真っ先に「サングラスをかけること」を連想する人も多いのではないでしょうか?
しかし実は、サングラスだけでは紫外線対策として不十分なのです。
サングラスはまぶしさを抑えるために濃い色のレンズが入っているものが多いですが、視界が暗くなると瞳の瞳孔が大きく開きます。
そのときに耳側にできるフレームと顔のすき間から紫外線が入ってくると、光の屈折によって角膜の鼻側部分に大きなダメージを与えてしまうのです。
この紫外線ダメージは、正面からまっすぐ紫外線を浴びたときよりも大きいといわれています。
そのような場合におすすめの対策法が「UVカット効果のあるカラコンを付けること」です。
直接瞳に装着するカラコンは、さまざまな方向から入ってくる紫外線をブロックして瞳を守ってくれますよ。
目力がアップして可愛くなれるうえ、効果的にUV対策ができるのはうれしいですよね。

【20枚入り】 玉城ティナ 「ナチュラリ ワンデー UVモイスチャー」(使用色:Charming HAZEL)
ナチュラリで販売されているカラコンは、UVカット機能付きなので紫外線対策もばっちりできますよ!
ただしカラコンがUVカットできるのは、あくまで黒目部分のみです。
白目の部分まではカバーすることができませんので、よりしっかりと対策をするなら、カラコン・サングラス・つばの広い帽子(もしくは日傘など)を併用し、顔周り全体をガードするようにしましょう。
UV対策グッズで上手に対策! 紫外線から瞳を守ろう

紫外線対策は、瞳や肌の健康を守るうえで欠かせないもの。いつまでも美しく健やかな瞳でいるためにも、カラコンで瞳を可愛く盛りつつ、紫外線ダメージを予防することを心掛けましょう。
また、紫外線は外だけではなく窓ガラスを通して室内にも入ってきます。
少しでも紫外線ダメージを減らせるように「窓の近くに長時間いないようにする」「カーテンを閉める」といった“環境面での対策”も合わせておこなってくださいね。